病の治し方(自然治癒力)

病を治すのはからだに備わった自然治癒力であり、薬や処置はあくまでその手助けをするためのものです。どんな病も怪我も薬や処置だけで治るものではありません。そして症状=病ではなく、病を治すために現れている自然治癒力の働きとも言えます。ですから熱や痛みなど目先のつらい症状を薬で一時的に抑えるのは、根本的に病を治すことにはならないのですね。

病を治すためにはまず自然治癒力を妨げる行為をすべてやめる必要があります。それには、
①からだを冷やさないこと
②~し過ぎる行為(飲み過ぎる、食べ過ぎる、寝なさ過ぎる、薄着し過ぎる、運動し過ぎる、考え過ぎる・・・)をやめること

③電磁波を極力避けること
④人工的な衣食住を見直すこと
⑤負(マイナス)の言葉を口にしないようにすること

そして自然治癒力を高めるために
⑤よく噛んで食べること(一口50回)
⑥自然の良き氣を取り入れること(自然素材の衣食住、自然と触れ合う)

早寝早起きし、朝陽の氣を吸氣と共に取り入れること
喜び・感謝の言葉を多く使うこと
よく笑うこと(声を出して笑う)
を日々実行するようにしましょう。

手術や放射線治療、画期的な新薬となると、その力だけで病を治しているよう思えるかも知れませんが、からだに負担の大きい治療を受けても時間と共に回復して行くのは、組織修復力や免疫力といった自然治癒力の働きがあるからこそです。逆に自然治癒力を大きく損ねる副作用を持ち合わせた治療法は、表面的にどれだけ治療効果が高く見えても病は完治しませんし、場合によってはそれで命を失うこともあり得ます。

病は氣から

病は氣からと言われ、氣の持ちようによって良くも悪くもなる、負の念(マイナスの思考・感情)に浸り続けると病を作りだし悪くなっていくということですが、氣というのはエネルギーであり、単に心のあり方だけを意味するのではないと思うのです。すべての物にそれぞれ固有の氣があり、日々口にする食べ物、飲み物、着る物、身の周りの物、周囲を取り巻く物(環境)の氣の影響ついても考える必要があります。南方で出来る甘い食べ物は冷やす氣(エネルギー)を持っていて、実際に食べる人のからだを冷やします。自然からかけ離れた人工的な食品添加物、合成繊維、環境汚染物質の氣を毎日取り入れていると、その物質固有の氣の影響を受け、からだも次第にバランスが崩れて病んでいきます。これが本当の「病は氣から」の意味だと思います。有害な物質が心身を蝕むのは、その化学的な作用よるものだけではないという事です。表向き健康に良いとされていても、生態系全体にとって必ずしも良くない物は、氣の面から見ると好ましくない物があります。生薬はその成分の薬理作用だけでなく、生薬の持つ氣が崩れた心身のバランスを整えることで薬効を発揮するものと私は考えています。