脚の付け根の痛み(鼠径部痛)

脚の付け根の鼠径部(そけい部)と言われる箇所に痛みがあり、脱腸(鼠径ヘルニア)かもしれないと外科を受診すると、痛みだけで脱腸のような膨らみはなく、診察の結果、鼠径ヘルニアではないと言われ、整形外科や内科にかかってもやはり異常なしとされ、結局痛みの原因は不明ということがあります。

鼠径部に痛みのある方は、へその直ぐ横のポイントや鼠径部とへその中間点あたりを押すとを痛みを訴えることが多く、漢方ではこれらは下腹部の瘀血(おけつ)の所見であり、鼠径部の痛みもまた瘀血の所見の一つとされています。

この西洋医学的には原因不明の鼠径部痛に対しては、瘀血を改善する桂枝茯苓丸、大黄牡丹皮湯、桃核承氣湯などの中から、その方の体質に合ったものを選んで処方すると、速やかに改善されることが多いです。

瘀血(おけつ):微小循環障害