いきものいろいろ6

柚の花(5月19日)。花びらが5枚です。

大きさ5mm程度の小さな小さな棗(ナツメ)の花。自然受粉により幾つか結実しています。この実は大きくなると長径3cmくらいになります。熟すと赤茶色になり、ほんのり甘いリンゴのような食感です。熟した実を乾燥させた生薬が大棗(だいそう)で葛根湯や小柴胡湯、甘麦大棗湯など多くの漢方製剤に入っています。棗の花びらも5枚ですね。桜も梅も花びらは5枚です。

アメンボはどこからやってくるのでしょうか。以前山道を歩いていて、道の真ん中のくぼみのごく浅い水たまりにアメンボを見掛けました。周りに池などもなく、少し晴天が続けば蒸発して無くなってしまいそうな浅い水たまりにです。

シンテッポウユリ。昨年どこからか飛来した種が定着し花を咲かせました。今年はその球根から段々に葉が伸びています。

玄関にいた恐怖のカマドウマ。便所コオロギという別名もあります。今から45年くらい前、小学校の飼育委員をしていた時に、飼育小屋の掃除で溝の蓋を持ち上げると、突然このカマドウマが何匹も飛び出し、高く素早いジャンプを繰り返しながら近寄ってきました。バッタやコオロギは素手で掴めますが、彼らの姿形と挙動の不気味さは別次元でした。人には無害な虫とのことですが、長い触覚、屈曲した長い足、飛び跳ね方、そのどれもが心理的にかなり有害(笑)な虫と言え、平気な人は少ないでしょう。

あえて画像を小さくしてあります。