近畿地方は早くも梅雨明けしましたが、今年は梅雨、あったんでしょうか?
6月に入ってから庭にキイロスズメバチを何匹も見掛けるようになりました。必ず3、4匹飛んでいて、カリカリと木の皮を齧っているものもいます。
アシナガバチは毎年軒下に巣を作り、庭の中を餌を求めて、長い後ろ脚を垂らしながらフワフワと飛んでいますが、スズメバチは胴体がややずんぐりして大きく、飛び方も直線的で素早いので、容易に見分けられます(*)
スズメバチが庭にこんなにいるのは初めてのことです。しかも最凶のオオスズメバチに次いで凶暴とされるキイロスズメバチです。うっかり近寄って纏わりつかれたり体当たりされたこともあり、もしかして巣があるのでは?とビビりながら庭木をよく見てみると、ありました、10センチ前後のボール状のスズメバチの巣が2個も!
このまま放置すると巣が大きくなり夏以降大変危険なので、業者さんに頼んで駆除してもらいました(下の写真は駆除してもらった巣の一部)。
ところが、その後も庭に数匹のスズメバチが・・・
個々の動きを追ってみると、各個体に共通の行動がありました。エアコン室外機横のドレンホース先の水溜まりの水を飲むと、隣家の屋根の角の方に向かって飛んでゆくのです。
飛んで行く先を双眼鏡で覗いてみると、スズメバチが屋根の下の隙間に消えて行きました。そこから出てくるものもいます。どうやらこの隙間の奥にも巣があるようです。
そこの家の方に事情をお話しして、業者さんに屋根裏を見てもらったところ、なんとそこにもスズメバチの巣が2個あったそうです。
この巣が駆除されてようやく庭からスズメバチの姿が消え、平穏な日々が戻りました。
業者さんによると、今年はスズメバチが異常に多いそうです。空梅雨と気温上昇の影響で大量発生しているのかもしれません。半径10mの範囲に4個も巣があったのですから、雨の当たらない営巣に適した場所なら、どこに巣があってもおかしくないでしょう。換気扇フードの中によく営巣するそうですので、フードの口を目の細かい金網などで覆い、蜂の侵入を防いでおいた方がよいかも知れません。
因みにアシナガバチはスズメバチに比べておとなしい性格で、飛んでいるアシナガバチに刺されることは滅多になく、殆どは草木や洗濯物などに潜んでいる個体を、知らずにうっかり手で触ってしまったときに刺されるようです。またスズメバチのように巣に近づいただけで集団で襲ってくることも殆どないようです(↓証拠写真)。
(*)参考:神戸市ホームページ(スズメバチと上手につき合おう)
スズメバチに限らず蜂に刺された時の対処法は、以下のリンクを参考にされてください。