胃食道逆流症とは胃酸が食道内に逆流することにより胸やけや呑酸(どんさん:口の中に胃酸のすっぱさが広がる症状)を訴える病気で、厳密には内視鏡所見から食道内が胃酸により爛れているびらん性胃食道逆流症(逆流性食道炎)と爛れのない非びらん性胃食道逆流症に分けられますが、内視鏡検査なしに症状だけから逆流性食道炎と一括りに診断されていることもあります。
胃食道逆流症の第一選択薬はプロトンポンプ阻害薬(PPI)という胃酸分泌抑制剤で、一般に服用開始後直ぐに症状改善効果が得られます。しかし食道の爛れのない非びらん性胃食道逆流症の中にはストレスが関与するなどして、このPPIが無効なものがあり、その場合、漢方薬が有効なことが少なくありません。よく使われるエキス製剤としては半夏厚朴湯、茯苓飲合半夏厚朴湯、呉茱萸湯、安中散、大柴胡湯などがあります(*)。ただしこれらの漢方薬は病名や症状で投与する西洋薬と異なり、同じ症状でも合わない人には全く効き目がなく、患者さんひとりひとりの体質や身体所見に基づいて最も適したお薬を選ぶ必要があります。
そしてお薬だけでなく、飲食や喫煙などの生活習慣が「過ぎる」人は、まずこの「過ぎる習慣」を改める必要があります。ひとのからだは何でも過ぎると苦しむように作られているからです。
(*)胃食道逆流症診療ガイドライン2015(改訂第2版)では、プロトンポンプ阻害薬(PPI)で効果不十分な場合の併用薬剤として六君子湯が推奨されています。実際には六君子湯が有効な例は少なく、ここに上げた漢方薬が適応になる例の方が多い印象です。






蒸した生姜スライスを日当たりの良い窓際に置き乾燥させます。
生姜スライスの厚みと天気にもよりますが、3~5日でからからに乾燥します。
この乾姜をさらにパウダーにすると使い勝手がよく、また元の生姜をまるごと食べることになるので、うちではコーヒーミルでパウダーにしています。微粒子のパウダーにするには、生姜を出来るだけ薄くスライスするのと、水分が完全に飛ぶまでからからに乾燥させるのがコツです。乾姜パウダーは鼻粘膜を刺激しますので、皿から保存袋に移し替える際には、くしゃみで台無しにしてしまわないよう慎重に取り扱いましょう。
市販の生姜湯(出来れば黒糖のもの)にこの乾姜パウダーと天日塩(好みによりさらにシナモン末)をそれぞれひとつまみ入れるとからだを温める効果が格段に高まります。さらに吉野葛を少量加えると最強の飲み物となります(^_^)

草むらでくつろぐチョロちゃん
ポンタ 鳥を狙っているようです 身を潜めているつもりか?
カメラに気付いた?
目線が’・・・(笑)
ヒガンバナはこのあたりの平地では毎年決まったように秋分に咲きます。
庭のヤブランは9月中旬に蕾が出てきます。当院の周辺でも街路樹の菩提樹の根元にヤブランが植えてあり、今綺麗な薄紫色の花をつけています。このヤブランの花の色、何とも言えない柔らかな美しさですね。ヤブランはありふれた野草であちこちに自生していますが、市内ですと阪急岡本駅北側から八幡谷に沿って山道を歩いて行くと谷沿いに群生があり、8月20日頃にはもう咲いています。
今年は雑草の繁殖力がとりわけ凄く、殆ど何もせずに様子を見ていたら普段は草の生えないところまで広がり、庭一面雑草で覆われてしまいました。そこら中で猫草食べ放題になっています=^_^=。蔓延る