何かが起きている

当院は外科系診療がメインで、元々内科の患者さんはそれほど多くありません。

そんな中でこの一年の間に巨細胞性動脈炎、アミロイドーシス、骨髄異形成症候群などの稀な疾患を診る機会がありました。

原因不明の発熱、全身倦怠感、食欲不振、貧血などが受診のきっかけです。

またここ数年でターボ癌や次々と新たな癌が見つかる方も経験しています。

もう長いこと外来をしていますが、今までこのような経験はありません。

異変?が起きています。

食べ物の良し悪し(私見)

お酒の強さや汗のかき方に個人差があるように、人はひとりひとり体質が違います。なので食べ物や様々な生活習慣の良し悪しも、万人に共通するものと人の体質により異なるものとがあります。

誰もが五臓(肝・心・脾・肺・腎)のうちのどれか一つに弱点があり、その弱い臓がその人の中心となって体質を形成しています。そしてこの五臓に対しそれぞれの臓の働きを助ける五味(酸・苦・甘・辛・鹹)があり、肝は酸味、心は苦味、脾は甘味、肺は辛味、腎は鹹味(塩辛い)により養われるとされています。

胃腸が弱く冷え症で朝が苦手なタイプは脾の弱い人で甘い物好き、呼吸器系や皮膚が弱いタイプは肺の弱い人で香辛料を好む傾向、せっかちで夜が苦手なタイプは肝の弱い人でストレスを感じると梅干しなど酸っぱいものを口にしたくなるなど、弱い臓に相性の良い味が食べ物の好みにも反映されています。

なので例えば脾の弱い人は脾を支えてくれる甘い物を極端に排除する必要はなく、体が要求する時に適量を摂ることはむしろ好ましいと言えます。但し甘いものは体を冷やし(*)摂り過ぎると冷え症の体質を悪化させますので、その点は注意が必要です。

また脾の弱い人に限らず疲れた時に甘い物が欲しくなるのは、吸収の速い糖分で速やかにエネルギー補給を図ることに加え、食べ物の氣を取り込む脾の働きを助け、体に氣を補充して疲労回復を図ろうとする仕組でもあるのでしょう。

このように一人一人に適した食は、各自の体質とその時々の体調によって決まるものと私自身は考えています。

一方で万人に共通して健康上好ましくない食品や食材があります。有害物質が含まれている食品、食材です。有害物質とは加工食品の添加物であり、残留農薬であり、ポストハーベスト(収穫後に添加される殺虫剤や防腐剤)であり、肉類・乳製品・魚介類に残留する有害金属や化学物質であり、遺伝子組み換え作物です。

前にも記事にしましたが、体に良くないとされる小麦のグルテン蛋白も脾の弱い人は腸にダメージを受けやすいですが、それ以外の人にはそれほど大きな影響はなく、むしろ精製小麦粉に含まれる残留農薬やポストハーベストの方が万人にとって問題と思います。

また毎日の食事で加工食品の割合が多い人は、腐敗や酸化を防ぐ保存料などの添加物を同時に摂取しており、少量といえども取り続ければ腸内細菌叢がダメージを受け、腸内環境の悪化から免疫システムの異常を引き起こす可能性があります。

このように今やあらゆる食品・食材に有害物質が含まれており、日々の食から完全に排除することは不可能ですが、健康を維持するためには食材に関する正しい知識を持ち、出来るだけ有害なるものの摂取を少なくすることが不可欠です。

また体に良いものでも摂り過ぎると害になります。食に限らず過ぎる行為は体を大切に扱わないことであり病の元です。

(*)南の国々や沖縄・鹿児島など日差しが強く暑い地域の食べ物の味付けが甘いのは、バナナやサトウキビなど甘い作物がよく採れる地域というだけでなく、甘い味付けで体を冷やし高温環境に適応するための食の知恵でもあるのでしょう。

芙蓉

すだち

ヤブラン

ヒガンバナ

熱中症について

高温多湿の酷暑で熱中症になる人が相次いでいます。発汗は汗が乾く際に体表の熱が奪われ(気化熱)体温の上昇を防ぐ体温調節の働きですが、湿度が高いと汗が乾きにくく体内に熱が籠りやすくなります。

熱中症は発汗に伴い、口の渇き、尿量減少などの脱水症状、体の火照り、下痢、吐き気、嘔吐、めまい、頭痛が生じ、長引くと全身倦怠感、食欲不振が顕れてきます。

脱水の有無を調べる簡単な方法として、手の甲の皮膚をつまみ、テント状になった皮膚が元に戻るのに2秒以上かかる場合、爪先や爪の甲を反対の手の指で押し、圧迫で白くなった爪の下の色が元のピンク色に戻るのに3秒以上かかる場合は脱水があると判断出来ます。

熱中症への対処法は冷所での安静、体表の冷却、水分と塩分の補給ですが、それで改善しない場合は点滴や漢方薬などの治療が必要になります。

熱中症の漢方治療では、初期の口渇、尿量減少、発汗、下痢、吐き気、めまい、頭痛には五苓散、口渇、発汗、火照り(顔が赤く火照る)はあるが尿量減少はなく多尿、頻尿の場合は白虎加人参湯、口渇、発汗、火照りが続き全身倦怠感や食欲不振が生じると清暑益気湯が選択されます。

熱中症は予防が大切で、炎天下を避ける、水分と塩分を適宜補給、室内でも高温下で過ごさないことですが、高齢者は体感温度感覚の低下により室内が異常高温になっていても気付きにくいので注意が必要です。

汗の多い夏場でも減塩に徹している人は低ナトリウム血症になりやすく熱中症になりやすいです。また未だに猛暑の中をマスクをして歩いている人を見掛けますが、マスクは呼気による放熱を妨げて体内に熱が籠るので、この時期は非常に危険です。

ポンちゃんも早朝はまだそれほど暑くないのでネコ棚で寝ていますが・・・

34℃にもなる日中は家と塀の間の日陰に避難しています。

涼しげですね✨

夕方、2階のベランダの端にちらっと黒いものが?

ズームすると、ネコらしきシルエットが・・・

涼しい場所を求めてあちこち移動するポンちゃん😉

ご飯まだかニャ~?みたいです😅

小麦について

小麦タンパクのグルテンは腸内環境を悪化させる要因としてよく知られていますが、パンは材料がほぼ外国産小麦粉であり、残留農薬(グリポサート)やポストハーベスト(収穫後に使われる殺虫剤や防腐剤)の残量が多い点も大きな問題です。パンを常食しているとこれらの有害物質が絶えず腸に入り、腸内細菌叢にダメージを与えて腸内環境を一層悪化させる可能性があります。

国産小麦は外国産小麦より残留農薬も殺虫剤・防腐剤残量も少なく、タンパク質含量が少な目なのでグルテンも少なく比較的体に優しいと言えます。二つ前の記事の「パン屋 小麦生活」は神戸市内で小麦栽培・製粉・パン作りまですべて一貫して行っている貴重なお店です。

胃腸が弱く、冷え症で、甘いものを好み、夜更かし朝寝坊タイプで、アレルギー体質の人(脾虚の人)は小麦の摂取により過敏性腸症候群やアレルギー症状が悪化しやすいので、国産小麦のパンであっても常食は避けた方がよいでしょう。うどんやパスタなどたまに食べる程度のものも出来れば控えた方が良いですが、食べる場合はなるべく国産小麦のものを選びましょう。

また小麦食品は小麦粉から作られているので消化吸収が速く、お米に比べ食後の血糖値が上がりやすいので、糖尿病の人は朝のパンをやめお米を主食にすることをお勧めします。

やはり日本人の体にはご飯に豆腐やわかめの味噌汁、ぬか漬け、納豆、大根おろし、梅干し、海苔など、発酵食品主体の昔ながらの和食が合っています。

減塩の必要性は過度に喧伝されており、塩化ナトリウムだけの純粋な塩ではなくミネラルを豊富に含んだ海水塩であれば、食事で普通に摂る分には特に問題はなく、摂り過ぎにだけ注意すればよいでしょう。近年の猛暑では、逆に減塩に拘る人ほど熱中症に罹りやすくなります。

2025年7月6日の朝、セミの初鳴きに続いて、庭に小さなニイニイゼミの姿を見掛けました。自然界の梅雨が明けたようです。

(2025年7月8日追記)いまだにニイニイゼミの鳴き声しか聞こえません。クマゼミやアブラゼミの幼虫の抜け殻を全く見掛けません。

ケム霞

連日猛暑の中大量のケムトレイルが撒かれ続けており、晴れの日でも空全体が白っぽく六甲山系の山並みが霞んで見えます。

2025年7月1日朝、摩耶山とその周辺の山並み。春霞でもここまで霞むことはなく、黄砂の酷い時よりもさらに酷い状況です。

先日Googleマップで西区の兵庫楽農生活センター傍の「バスの八百屋KANDE」や「パン屋 小麦生活」の辺りをストリートビューで見ていたところ、2025年5月撮影の画像の上空に幾筋ものケムトレイルが写っていました。

依然としてこのような異常な状況が続いており、ケムトレイルの影響を極力避けるため、長時間外を出歩くのは控えるべきでしょう。

楽農生活センターといえば、小学校4年生?の時、社会の試験で「らく農(酪農)について説明せよ」という問題が出て、答えが分からず「楽な農家」と書いたら、先生に苦笑いされながら怒られた記憶があります😅

ケム祭り

ゴールデンウィークから連休明けにかけて連日ケムトレイルが酷く、医院屋上から何度か撮影しました。私は幸いにも花粉症はないのですが、上空を撮影していると毎回目が痒くなり、涙が出て目が霞み鼻水も出ます。

化学物質過敏症の患者さんも特にこのところ酷い目の痒み、鼻水、体調不良に悩まされています。

これはゴールデンウィーク直前の画像ですが、自宅上空にケムトレイルがなかったので近くの高取山に登り、家とは反対側(北側)に下山したところ、北の上空にケムトレイルを発見。

自覚症状がない人も、重金属及び酸化ストレス物質のデトックスに、有効な食材やミネラル&ビタミン類の積極的な摂取が望ましいと思われます。

個人的には、食事は天日塩、天然醸造の味噌汁、自家製梅干し、大根おろしを毎日、納豆、海藻類(海苔、わかめ、もずく、昆布など)をなるべく毎日食べるようにし、食事以外のサプリとしてマグネシウム(風呂)、亜鉛、シリカ(ケイ素)、フルボ酸、NACなどを摂っています。

ユーチューバーのひろうぃんむーびーさんがゴールデンウィーク中のケム祭を取り上げ、気象コントロールや健康への影響についても言及されています。

空中散布物質(ケムトレイル)

黄砂、PM2.5以外にも有害物質が意図的に上空から散布されており、その痕跡(ケムトレイル)が上空に見られる時は、天気が良くても野外活動は避けた方がよいでしょう。

2025年4月22日午前7時半頃の神戸市上空

心身に有害なるものが衣・食・住・医・環境と身の回りに溢れており、無関心のままでは健康を維持することが出来ない状況に私達は置かれています。科学が悪意に基づいて使われており、自分の身は自分で守るしかありません。

菊水山のコバノミツバツツジ

自然・神羅万象の科学は命を育む一切の仕組み。生き物すべてに恩恵をもたらすのが本来の科学のあり方ではないでしょうか。

花曇り

真冬は体の中に寒気を入れないよう皮膚が締まっていますが、春になり気温が上がってくると、それに合わせて皮膚も緩んできますので、身体が真冬より寒冷の影響を受けやすく、この時期の曇りの日は気温の割に寒く感じることがあります。

花冷えと言われるように身体が冷え、胃腸の不調や筋・関節の痛みなどが生じやすいので、天候に合わせた冷え対策を意識すると良いでしょう。

花粉症

今年は花粉症の症状が特にきついようで、外来でも抗アレルギー剤や麻黄附子細辛湯の処方を希望される方が例年より多いです。黄砂やPM2.5の飛来により症状が悪化しています。ケム〇〇〇〇とかいう、上空から散布される物質の影響もあるでしょう。

花粉症はお薬で症状を緩和する以外に、マスク+花粉フィルター付きパーソナル空気清浄機の装着も効果があります(花粉フィルター付きのタイプとフィルターなしのタイプがありますので、購入の際にはご注意ください)。

花粉といえば、25日に桜が開花しました。

3月23日

3月25日

3月26日

3月27日 下の方の枝から開花が進んでいます。

3月23日

3月26日 ボケの花も開花しました。