萌え出づる季節2

山椒の花と新芽です。新芽を少し頂戴して、掌でパンと叩いてからお吸い物にいれると、最高の香り!ですが枝に鋭いトゲがあり、香りに魅せられ調子に乗って葉を何枚も取っていると、よくトゲにチクッとやられ、山椒の木に「私のからだ、好き勝手にちぎるな!」と怒られます。一応お伺いを立ててから頂いているのですが、ここでもやはり「過ぎると苦しむ仕組み」です。

ぶどうの新芽はピンク色の葉が折り畳まれて出てきます。カエデやいちじくと同じように、最初からぶどうの葉の形をしています。

可愛らしいカタバミの花。

私は地からエネルギーが湧き出てくる新緑の季節が一年の中で一番好きです。この時期は気候の不安定さもあって、心身の不調を訴える方が少なくないですが、地から一気に湧き出づるエネルギーに対して、体がバランスを取り切れない面もあるのかなと思っています。

萌え出づる季節

昨年食材として買った自然栽培のかぼちゃの種を取っておき、先月庭の一角を耕し種を蒔いたところ、次々と芽を出し始めました(下のカタバミも芽を出しています)。庭の枯れ葉枯れ草を土に混ぜただけの無農薬無肥料栽培で、今年は果してどんなかぼちゃが出来るでしょうか。

いちじくも葉を出し始めました。最初から小さいながらもちゃんといちじくの葉の形をしています。葉脈の形と根の張り方は似ているそうですね。

時々土に触れましょう。家庭菜園用の土ではなく、山などで自然の土に触れ、本当の自然の良き氣を取り入れましょう。

連翹(レンギョウ)

庭のレンギョウです。桜の開花時期に可愛らしい黄色い花をつけます。実に消炎、利尿、排膿、解毒作用があり、漢方薬として使われています。エキス製剤では荊芥連翹湯(副鼻腔炎)、清上防風湯(にきび)、防風通聖散(肥満、便秘)、柴胡清肝湯などに入っています。

他を理解する

自分の価値観のみで人を判断し、自分の考えを一方的に相手に押しつける・・・この悪しき癖から抜け出すことが出来たなら、どんなに和が広っていくことでしょう。十人十色で、皆違っていることが素晴らしい、皆同じ人間ならクローンと同じ、生き物もこの世に一種類しか存在しなくなる、そう頭では理解していても、身についた癖というものはなかなか外せないもの。自分と異なるというだけで相手を裁きがちですよね。自分の狭き心を省みて、昨日より今日、今日より明日と少しずつでも視野を広げ、自分と異なる他を理解出来る自分となれるよう日々努めながら、喜びの輪を広げていきたいものですね。

その鍵の一つは笑顔でしょうか。水仙も春の日差しを浴びてうつむき加減の控えめな笑顔ですね(^_^)