デトックスは便、尿、汗、呼気、皮脂などを介して行われます。外で日に当たり体を動かして汗をかきましょう。熱いお湯や温泉に浸かり、体を芯から温めて発汗を促すのもよいでしょう。マグネシウムには体内から有害金属を排出する働きがあり、かつ皮膚からよく吸収されるので、塩化マグネシウムを入れたお風呂に浸かるのは特にお勧めです。
摂食時は食物の消化吸収のために胃腸の血流が増大し、その分だけ腎臓や皮膚などの排泄器官の血流が減ります。絶食(空腹)時は逆に胃腸の血流が減り排泄器官や筋肉・脂肪組織などに血液が回され、老廃物の排泄が促されます。
のべつまくなしにおやつを口にする習慣や、一般的に理想とされる1日3食の習慣は、空腹時間が少なく常に胃腸の消化吸収機能が働いている状態で、その分デトックスが進みにくくなり、また消化吸収に多大なエネルギーを費やすため、疲れやすい体になります。
過食飽食の食習慣を元禄時代以前の1日2食に戻すことにより、老廃物や有害物質を溜めにくい体になります。前日の夕食をなるべく夜8時までに済ませ、朝食抜き(水分のみ)にすることで昼食まで16時間以上の空腹状態になり、細胞のオートファジー(自食作用)が進んでデトックスが促されます。
また新月はデトックスが最も働く日とされており、月に一度、新月の日に一日断食をするものよいでしょう。