お薬について

当院の処方は漢方薬(エキス製剤)が9割近くを占めています。化学合成医薬品は私(院長)自身が体質的に体に合わないものが多いこともあり、抗生物質など一部の薬を除いて、なるべく薬草など自然界に存在する原材料から作られたお薬を使うよう心掛けています(薬=「くさかんむり」に「らく」=草で楽になる)。但し漢方薬が苦手な方には西洋薬を処方しています。当院は原則的に院内処方で、会計窓口でお薬をお渡しします。

ジャノヒゲ この根の膨大部からとれる生薬が麦門冬(ばくもんどう) 麦門冬湯、清肺湯、溫経湯、滋陰至宝湯、滋陰降火湯、清暑益気湯などに入っています。

連翹(れんぎょう) 3月に黄色い花を咲かせます。完熟前の実を天日干ししたものが生薬のれんぎょう 荊芥連翹湯、柴胡清肝湯などに入っています。

棗(なつめ) 棗の実を乾燥させたものが大棗(たいそう) 生姜、甘草とのセットで葛根湯など多くの漢方薬に入っています。