塩分の摂り過ぎは高血圧の原因の一つであり、健康のためには減塩を心掛ける必要があるとされ、厚生労働省の1日あたりの塩分摂取量の目標値は男性8g、女性7gとなっています。実際、健康意識の高い方に普段から減塩を意識されている方が多く見受けられます。
ですが一口に減塩と言っても、制限すべきはイオン交換樹脂法によってつくられた塩化ナトリウム99%以上の「食塩」の摂取であって、マグネシウム、カルシウム、カリウムなどのミネラルを豊富に含んだ自然塩(自然海水塩、岩塩)であればこの目標値を目安にする必要はなく、体質にもよりますが、一般的には1日あたり20gくらいまでは摂っても問題ないと私は考えています。
生きものは皆、氣のエネルギーで生かされており、物質的な面だけでなく氣の面からもからだに取り入れる物の善し悪しを判断する必要があります。減塩生活による慢性的な塩分不足はエネルギー不足に陥りがちですし、今年のような異常な猛暑では熱中症発症のリスクも高まります。自然塩は極めて高い氣のエネルギーを持っており、毎日を元気に過ごすにはむしろ積極的に摂るべき食品と私は思います。
塩分は塩そのものだけでなく醤油や味噌などの調味料から摂ることも多いので、これらの調味料も出来れば天日塩など自然塩で作られたものを選ぶようにしましょう。天日塩は天日に干すことにより塩に太陽の氣のエネルギー(文字通り大きな陽のエネルギー)が加わりますので、さらに高い氣のエネルギーを持つ素晴らしい食品と言えます。