花粉症

今年は花粉症の症状が特にきついようで、外来でも抗アレルギー剤や麻黄附子細辛湯の処方を希望される方が例年より多いです。黄砂やPM2.5の飛来により症状が悪化しています。ケム〇〇〇〇とかいう、上空から散布される物質の影響もあるでしょう。

花粉症はお薬で症状を緩和する以外に、マスク+花粉フィルター付きパーソナル空気清浄機の装着も効果があります(花粉フィルター付きのタイプとフィルターなしのタイプがありますので、購入の際にはご注意ください)。

花粉といえば、25日に桜が開花しました。

3月23日

3月25日

3月26日

3月27日 下の方の枝から開花が進んでいます。

3月23日

3月26日 ボケの花も開花しました。

淡路島の局地的PM2.5大気汚染

前田日明さんが自身のYoutubeチャンネルで、このような動画を上げておられます。

2024年4月17日14時に淡路島北部を中心に異常な高濃度のPM2.5(265㎍/㎥)が計測されています。何が起きているのでしょうか?

動画の中で示されているスマホのwindy.comの画像を見ると、私の自宅・医院のあたりも異常な高濃度になっています。手帳の当日のメモを確認してみると、「風邪のようなだるさと腰痛」と書いてあります。

神戸市在住で当院通院中の化学物質過敏症&線維筋痛症の患者さんもこの動画を見られ、スケジュール帳のメモを確認されたところ

17日(水)車で移動中「空がひどく霞んでる、黄砂?」

18日(木)酷いめまいと吐き気

20日(土)、21日(日)ふらふらでしんどく家事出来ず

22日(月)酷い咳で東田外科胃腸科で咳止めを処方

5月23日(木)余りにしんどく動けないので脳神経内科受診

と当時の体調の異変が記録されていました。

この話を聞いて、この患者さんがその後二ヶ月くらい体調不良が続いていたのを主治医である私も思い出しました。

淡路島でいったい何が起きているのか?今後注視していきたいと思います。

*環境省大気汚染物質広域監視システム(そらまめくん)

因みに化学物質過敏症の方は、PM2.5、排気ガスなどの大気汚染物質だけでなく、洗濯洗剤、柔軟剤、化粧品、香水、消臭剤、消毒液、殺虫剤、たばこなど身の回りの日用品への暴露によっても同様の酷く耐え難い症状に見舞われ、一旦発作が起きると長期に渡り日常生活を営めないほどの状態に陥ります。このようなリスクと隣り合わせの日常を余儀なくさせられているのです。

見方を変えれば、これらの日用品は多くの人には急性の症状を起こさないものの、大気汚染物質と同様の有害物質であり、使い続けていると健康への影響が生じる可能性があると言えます。

化学物質過敏症についての認識及び理解の高まりと、日用品を含む衣食住環境の無害化が強く望まれます。

未だにやっている

2025年3月1日午後4時半頃の神戸市上空(医院屋上より撮影)。

未だに空から撒き続けています(分かる人には分かるでしょう)。

アルミニウム、水銀、鉛などの有害金属が体内に入ると、①骨に蓄積②神経伝達や代謝を阻害③活性酸素を発生し、身体に様々な悪影響を及ぼします。

マグネシウム、亜鉛、ケイ素(シリカ)、ビタミンD、ビタミンEなどのミネラルやビタミンが有害金属の解毒・排出を促します。

2月28日(金)午後2時頃、外に出ると西の空がちょっと霞んで見えました。春霞の時期ではありますが、大陸から黄砂やPM2.5が飛来する時期でもあり、上空から散布された降下物の可能性もあります。

化学物質過敏症の方は黄砂やPM2.5、空からの降下物の暴露により、1~2日以内に酷い発作(めまい、吐き気、酷い咳、筋力低下など)を起こされますし、花粉症の方も症状が悪化します。

肉体を大切に!

時々体を犠牲にして仕事で無理をし続けている方からの相談があります。心身に過ぎる負担を掛け続けているのが体調不良の原因です。この場合、症状を軽減する治療を行いつつ離職と休養を強く勧めています。

責任感や犠牲的精神の強い方によくあるのが、今自分が会社を辞めたら会社が立ち行かなくなるというものです。ですが会社の運営は事業主が考えることであり、社員が自分の体調を犠牲にしてまで責任を負うものではありません。仮に無理が原因であなたが倒れても会社はその責任など負ってくれませんし、深刻なレベルにまで心身が病んでしまうと別の仕事に就くことも出来なくなります。

人間関係についても同様で、相手から強いネガティブな影響を受け続け、自分ではどうしようもない状況では、我慢し続けるのではなくその人との関係を断つ決断が必要です。ネガティブな氣の影響を受け続けると必ず心も体も病んでゆくからです。

何をするにしてもまずは健康でなければなりません。心身の健康こそが生きてゆく上で最優先すべきものです。

色々な事情や理由で自分の体を犠牲にしてしまうのは、「肉体は自分自身であり自分の所有物である」という思い込みによるものと思われます。

肉体は新陳代謝を繰り返しつつ常に地球の物質を原材料にして再生し続けており、また自分の意思に関係なく呼吸、循環、消化、排泄、体温調整などの生命活動を肉体自らが行っています。すなわち肉体は地球の一部であり、私達が生かしているのではない自立した生命体であるということです。

ゆえに「肉体は(私達の意識がこの地上で活動するために)地球から一時的に借りている生命体であり、自分自身ではなく最も身近な他存在」と捉えるのが正しい認識と言えます。

肉体は私達が生きてゆく上で大切に使わせて頂くものと考えると、肉体の健康は何よりも優先しなければならないものとなり、自ずと衣食住医においても肉体に無害なものを選択するようになってゆくでしょう。

梅の蕾

桜の花芽

日々のメインテニャンスが大切ですニャ~、知らんけどニャ~

冷えによる症状

今年の1月は例年ほど気温は低くないですが、その割に冷えによる胃腸の不調や体の痛みを訴える人が目立ちます。

みぞおちが痛む、お腹が張る、食欲がない、下痢気味などの冷えによる胃腸の不調は元々胃腸虚弱(脾虚=脾が弱い)の人が陥りやすく、脾には食物の氣を体内に取り込む働きがあるので、脾が弱い人は氣(エネルギー)の取り込み不足からガス欠気味であり、燃焼不足により冷え症で手足が冷えています。

生薬の人参(ウコギ科のオタネニンジン、食材のセリ科の人参とは別物です)は脾の働きを助け、また乾姜は体の冷えた個所を温める働きがあり、人参、乾姜、朮、甘草からなる人参湯やさらに附子を加えた附子理中湯が冷えによる胃腸症状に適しています。

また体質的には胃腸虚弱(脾虚)でなくても、脳梗塞や虚血性心疾患等の予防目的で抗血栓薬(血液サラサラのお薬)を服用している人は胃が冷えており、そのために左肋骨弓部の痛み(=胃の痛み)や胃腸の不調を訴えることがあり、やはり人参湯や附子理中湯で温めると症状が改善します。

冷えによる体の痛みでは、この時期、膝に水が溜まって腫れ痛みを訴える人が割と多く、この症状には麻黄附子細辛湯が良く効きます。

痔も寒冷による血行不良から肛門部が鬱血し症状が悪化しますが、下着越しに仙骨部にカイロを貼ると骨盤内や肛門部の血流が増してかなり症状が軽減します。前立腺肥大症による夜間頻尿も特に寒い時期は仙骨部のカイロ貼付が有効です〈カイロを肌に直に貼ると低温やけどの恐れがありますので、必ず下着の上から貼るようにしてください)。

身体を冷やすと免疫力が低下し、感染症にも罹りやすくなりますので、この時期は冷え症でなくても常に十分な防寒対策をしておくことが賢明です。とはいえ・・・

ポンちゃんはご飯を食べる前によくこれを要求します。

どうもこれをしないと気が済まないみたいで、冬でも容赦ありません。

気が済むと膝から降りてご飯を食べ始めます(たまに順番が逆のこともあります)。

底冷えする庭で20分も膝に乗せて我慢していると人間の体はどうなるでしょうか?

防寒対策もむなしく冷凍人間寸前の状態になります。

この冬のインフルエンザの特徴?

インフルエンザに罹り、新年早々臨時休診で患者の皆様にはご不便をお掛けし、申し訳ありません。すでに解熱、体調も回復しており11日(土)には診療を再開する予定です。

インフルエンザといえば1~3日の潜伏期を経て、突然の悪寒と高熱、頭痛、関節痛等で発症するイメージですが、今回の自分のケースも年末年始にかけて診た患者さんも、最初ごく軽い風邪のような感じで発症し、2,3日してから熱が上がってきてインフルエンザらしい症状になるという経過を辿っています。

罹った人間が言っても全く説得力がありませんが、感染予防には基本の手洗い・うがい(塩うがい)に加えて、免疫力を下げないこと、すなわち体を冷やさない、熱いお湯にしっかり浸かる、しっかり睡眠をとる、無理をしない、普段から太陽光によく当たるなど、またその他の予防対策として熱い紅茶や緑茶(煎茶)を日に3~5杯飲む、昔ながらのしょっぱい梅干しを日に1~2個食べる、そして今流行っているインフルエンザは極めて感染力の強い株のようですので、極力人混みや閉鎖空間は避けることでしょうか。

また異様な眠気が風邪の初発症状のことが結構あります。これはウイルスなどの病原体が体内に侵入すると直ちに免疫系が活性化され、分泌されるサイトカインの働きにより眠気が生じるものと考えられています。寒気、鼻水、喉イガイガなど不快な症状はなく眠気だけなので風邪の引き始めとは考えにくいですが、特に冬の寒い時期に何も思い当たることがないのに異様な眠気に襲われた時は、風邪の引き始めと思って上記の対策を取るとそのまま治ってしまうことが多いです。

年末年始に寒い庭でポンちゃんに膝上抱っこを日に2~3回、1回20~30分せがまれ、毎回断り切れずに応じてしまった親ばか振りを大いに反省しています。

毎回完全防寒装備で臨み、「ちょっと寒いからポンちゃんおうちに戻ってくれる?」と言うと、ちゃんと理解して直ぐ降りてくれますが。

しばらく膝に乗り気が済むと、再び冬用防寒ハウス(2025年冬仕様)に戻るポンちゃん

寒い冬でも信じられないくらい元気なポンちゃん

終始マイペースで、セルフメインテニャンスを欠かさないのが元気の秘訣かもです

たまには立場代わって欲しいです

無害なる選択

病や苦痛は身体を大切にして来なかった結果です。身体に有害なるものを与え続けたり身体に過ぎることを繰り返せば、健康が損なわれるのは当たり前のことです。

なかには相当無茶な生活をしていても平気な人がいますが、ひとりひとり身体の造りや器が違い、閾値が違うだけのことで、誰一人例外はありません。

病や苦痛が現れたら何かを変えなさいというサインと捉え、身体にとって好ましくない癖(習慣)を見直しましょう。それには何が有害なるものかを知り、無害なるものを選択出来るようになることです。

国や企業、権威ある組織が国民を欺いていること、多くの国民が長年騙されてきたことがようやく明らかになりつつあります。

まずは「国の基準を満たしているから、普通に売られているから、皆が食べている(使っている)から安全だろう」という思い込みを手放すことからです。

身体に過ぎることをやり続ける癖も体に無理を強いる有害なる選択です。身体と向き合い身体の声に耳を傾け、身体を苦しめてきたことを詫び、身体をもっと大切に扱おうと考えを改めましょう。

世が大きく変わりつつあります。冬に葉が落ち春に新しい葉が出るように、これまでの古い衣を脱ぎ捨て、新しい衣に着替えましょう。

内部の冷えに伴う咳

頑固な咳の一つに、冷たい空気を吸うと咳が出て、特に夜中に咳が酷く寝られないというのがあります。内部の冷えによるもので水鼻を伴うことが多いです。この咳は西洋薬の咳止めが効きにくく、体を温めて内部の冷えを取る甘草乾姜湯が効きますが、甘草乾姜湯は保険で処方出来るエキス製剤がなく、エキス製剤で対応する場合は甘草乾姜湯を含んでいる人参湯や苓甘姜味辛夏仁湯を使います。どちらのお薬も麻黄が含まれていないので、麻黄で不眠になる人も使いやすいです。

お薬に乾姜パウダーを耳かき1杯ほど加えると、体を温める効果が一層高まります。

無農薬の生姜で乾姜を自作中(2024.12.01)

冷えに乾姜(かんきょう)

朝陽

普通に過ごしているだけで衣食住、生活環境、思考などあらゆるところから有害なるものが侵入してきます。

健康でいるためには、心身に有害なるものを極力入れないようにしなければなりません。

ですが有害なるものを完全に避けることはなかなか難しいので、意識的に心身の浄化を行う必要があります。

笑うこと、喜びを感じることは強力な浄化になります。

また自然界の氣にも大きな浄化の力があります。

笑い、喜び、陽光、いずれも病の氣に効く薬となります。

心身の健康を第一に考え、日々を過ごしましょう。

陰の氣を祓う

世のあり様は人々の意識の顕れなので、人々の意識を操作すれば世の中を思い通りに支配することが出来、実際これまでの世はそのようになってきています。

ですが目の前に顕れている余りに不条理な現実に対して人々が目覚め、支配の圧力に反発する気運が高まれば、そこから世は一気に変わってゆくことでしょう。

この反発の勢いを削ぐのがネガティブな情報がもたらす不安と恐怖です。なので主要メディアにもネット上にも不安と恐怖を煽る陰の氣が溢れています。

上からの指示に従うことしか出来ない者、無意識に思考操作され使われている者がまだ幅を利かせている現状があります。

足元を固め、陰の氣を祓い、虚偽の発信に振り回されないようにしましょう。

自然から陽の氣を頂きましょう。