寒暖差への対応

今年の冬のように寒暖差が大きいと、自律神経の調節機能に大きな負担が掛かり、疲労倦怠感、頭痛、肩こり、めまい、食欲不振、便秘、下痢、アレルギー症状など様々な心身の不調が起こりがちです。

暖かい日から急激に気温が下がったときに症状が現れやすいので、寒さ対策が重要になります。体を冷やさないこと、特に首の周りは自律神経が集まっているので首周りを冷やさないこと、可能であれば日に2回お風呂に入るもの良いです(朝は長く入るとやる気がなくなるので短めで)。鍋料理や粕汁など体の芯から温まるものを食べましょう。緑茶やコーヒーは量が過ぎると体が冷えるので、なるべくほうじ茶にしましょう。

厳しい外の環境で暮らしながら、幼少期の猫風邪以外は9年間病気知らずのポンちゃんですが、今月上旬に突然激しい咳のような空えずきのような発作を度々起こすようになりました。

丁度去年チョロちゃんの体調が急変した時と重なり、飼い主としてかなり心配しましたが、発作時以外はまあまあ元気で、ネットを検索してみたところ、寒暖差により誘発されやすい「逆くしゃみ」という生理現象であることが分かりました。

去年までは氷点下の日でも底に落ち葉を敷いただけの上の空いた段ボール箱で丸くなって寒さを凌ぎ、それでも風邪ひとつ引かず元気一杯でした。

庭に雑草の干し草と落ち葉を敷きポンちゃんの休憩場所を作りました。干し草だけだとそのまま座りますが、落ち葉を敷くと必ず後ろ足で落ち葉を蹴ってくぼみをつくりそこに座ります。

冬毛でまるまるしています。

だるまさんのようなおしり

寒さ対策に電気マットの床暖つき準閉鎖式段ボールハウスを2つ作りました。右の消毒器と書いてあるハウスは今年の1~2月にも使っていたもので、こちらの方にばかり入り、左の内装がさらに防寒仕様になっているこの冬新作のハウスには入りません。ちなみに防寒対策のお陰か、逆くしゃみは2週間で治まりました。

出入口の穴からこちらをじっと見ています。

人間の寒暖差対策について書くつもりが、途中から猫ちゃんの対策になってますね(笑)

冷えに注意

昔から冷えは万病の元と言われるように、体の冷えは本当に侮れません。免疫力が低下し流行りの感染症に罹りやすくなりますし、最近の得体の知れないモノへの暴露の影響も受けやすくなるようです。

薄着は禁物、特に足元を冷やさないようにしましょう。毎日熱いお湯に浸かりましょう。温かい食べ物、体を温める食材を摂りましょう。寝る時も十分保温に努めましょう。

しっかり冷え対策するだけでも、かなり病気を遠ざけることが出来ますし、冷えによる不調は体を温めるだけでも自然と回復してゆきます。

体調管理の重要性

シェディングの影響は、極力暴露を回避し有効とされる食材やミネラル、サプリを日々摂取するなど対策していても、体調が万全でないと症状が出やすいように思います。

あらゆる「過ぎる行為」は体調不良、免疫力低下の元であり、し過ぎることの多くが癖になってしまっているものなので、普段から意識して一つ一つ見直すようにしましょう。そして体を休めること肉体を労わることをもっと意識しましょう。

休むことに罪悪感を感じてしまうのは、そのように意識に刷り込まれたからであり、無理をするのは肉体が望むことではありませんから、心身の健康を最優先するようあらためて自分に言い聞かせましょう。

電磁波の影響に関しても、最近はどうしてもスマホ、タブレット、パソコンなどを見る時間が長くなりがちですが、だらだらと見てしまうとかなりの電磁波被爆になりますので、時間を決めて使うことが望ましいでしょう。

またスマホは夜中など使わないときはなるべく機内モードにし、寝るときは体から(特に頭から)出来るだけ離して置くようにしましょう。電子機器等から発せられている電磁波は、多くの人が考えているよりも遥かに有害なものです。

また食べ物は言うまでもなく、飲み水にも注意を払いましょう。水道の蛇口から出る水をそのまま飲んで良いものかどうかも、一度自分でよくよく調べてみましょう。

淡路島側から望む明石海峡(2023年11月)

明石海峡で水揚げされるちりめんじゃこは身が締まっていて特に美味しいそうです。明石海峡の速い潮流の中を必死で泳いでいるので、他の海域のちりめんじゃこより身が締まっているとか。淡路サービスエリアやハイウェイオアシスでよく買って帰りますが、ちりめんじゃこの身が締まっているとか、本当に食べて分かるんでしょうかね?(笑)

インフルエンザワクチン後の湿疹

50代の男性が今月初旬に他院でインフルエンザワクチン接種を受けたところ、接種後2日目に四肢および体幹に湿疹が出、皮膚科で飲み薬と塗り薬を処方されるも、激しい痒みで仕事に出られず夜も眠れないとのことで、当院を受診されました。

インフルエンザワクチンは今まで何度も受けてきたが、接種後にこのような湿疹が出たのは初めてとのことです。小学生の子供も同じ日に一緒にインフルエンザワクチンを受け、やはり接種後2日目に四肢に湿疹が出たとのことで、この患者さんはワクチンが原因ではないか?と言われていました。

画像の部位以外に、左胸腹部、両股部にも広い範囲に同様の湿疹が出ていました。この方は以前に強い背部痛で当院を受診されており、治療により痛みは軽快しましたが、1回目のコロナワクチン接種直後に全く同じ痛みが出現したため、コロナワクチンは1回で止められました。

ワクチン接種後の皮膚のかゆみ、発赤、湿疹自体は珍しいことではなく、湿疹の出現には体調面やストレスなども大きく関与しますので、今回受けたインフルエンザワクチンの成分が原因とは言い切れませんが、このような広範囲の湿疹は比較的稀と思われ(知り合いの小児科医も経験がないとのこと)、一例として挙げてみました。

この患者さんは皮膚科で処方されたステロイド軟膏と抗アレルギー剤の内服では一向に痒みが治まらず、夜が全く眠れないので、この寒さのなか患部に扇風機を当てて冷やし、夜中の激しい痒みを何とか凌いでいたそうです。

当院では発赤と痒みに対し黄連解毒湯の処方とグルタチオン注射を行い、湿疹は改善しつつあります。

薄れる季節感

日差しにこそ秋特有の物悲しさが漂うものの、日中の汗ばむ陽気は秋とは思えない異様さですね。これだけ昼夜の寒暖差が大きいと、油断から夜中に寝冷えしやすく体調を崩しがちです。体の冷えは免疫力の低下に繋がるので油断は禁物です。と言いつつ、暑がりなので部屋の網戸を閉め忘れて寝てしまうとか、個人的によくやらかしています(汗)

桜の葉がほんのりと色づき始めました。

柿の葉の紅葉。スーパーで買った種なし柿にいくつか種があり、植木鉢に撒いてみたところ発芽しました。この木は2年目で、実がなるまであと6年。

ストレス性疼痛

立つとお尻から太腿の外側にかけてジーンと痺れるような痛み脇腹から腰にかけての痛み後頭部から肩にかけての痛み、これらの痛みは東洋医学でいう十二経絡のうちの足少陽胆経に一致した痛みで、社会・心理的要因、物理的環境、化学物質暴露などのストレスが原因で体に痛みが生じるストレス性疼痛と考えられます。

心身がストレスを受けると身体は酸化ストレス状態となり、酸化ストレスへの対応で肝が過緊張状態に陥ると、最初に氣の滞りの影響が顕れるのが肝に直結している足少陽胆経で、太腿の外側(環跳~風市)、脇腹から腰(帯脈、京門)、後頭部から肩(風池、肩井)など経絡上の経穴(ツボ)に一致して痛みが生じ、また肝血虚の状態に陥っていることから、よく脚がつったりこむらがえりにもなります。自発的な痛みはなくとも、経穴を押さえると強い痛みが生じる(床に膝をつくと膝の外側やや下の陽陵泉がズキッと痛むなど)こともあります。

また各経絡は繋がっているので、足少陽胆経以外にも足少陰腎経の神蔵(胸部の鎖骨と乳頭の中間あたり)、手太陽小腸経の臑兪(腕の付け根)、天宗(肩甲骨)、聴宮(耳(耳珠)のすぐ前)、小海(肘の骨の出てるところ)などにも痛みが顕れます。机に肘をつくとズキッと痛むのは小海の痛みです。

これらのストレス性疼痛には酸化ストレスを処理する抗酸化物質の投与と肝の緊張を和らげる芍薬が有効で、心理的ストレスのみの状態であれば桂枝加芍薬湯+四物湯、胃の弱い人は桂枝加芍薬湯+当帰芍薬散で多くが改善します(改善には少なくとも2週間はかかります)が、コロナワクチン接種など化学物質暴露による過度の酸化ストレス状態では、酸化ストレスを処理するグルタチオンが枯渇状態となるため漢方のみでは不十分で、グルタチオン(+ビタミンC)点滴が必要です。

ワクチン接種が始まってから、年齢を問わず杖をつく人をよく見かけるようになりましたが、脚に荷重が掛かるとお尻から太腿の外側(足少陽胆経)が痛むために杖を利用しているのかもしれません。

これらの痛みの箇所は線維筋痛症に特徴的な圧痛点と悉く一致していることと、グルタチオン点滴が線維筋痛症の疼痛に有効であることから、線維筋痛症も酸化ストレスの関与が推測されます。当院では自費診療ですが線維筋痛症にグルタチオン点滴を行っております。

ポンちゃんのお尻

別角度から

残暑の厳しさは半端ないですが、ニャルソックで不審な縄張り侵入者も姿を消し、最近はストレスも減っているように見受けられます。

気象改変

熱中症に倒れる人が相次いでいます。異様な湿気、線状降水帯、酷暑、あり得ない台風の進路(予想)・・・すべて自然現象を装う人為的気象操作と思います。

メディアにより毒を薬と思い込まされ多くの人が体に入れてしまったアレと同じで、気象改変などある訳がないと、いつまでもお人好しのままではやられ放題です。

塩を一括りにして「健康には減塩を」というのも刷り込まれたもの。真面目に取り組んでいる人ほど熱中症にやられます。純粋な食塩(食卓塩)の過剰摂取は避けるべきですが、塩は元気の源。ミネラル豊富な良質の自然塩を積極的に摂ることが健康の秘訣です。

まずは思考操作の仕組みを知らねばなりません。

とにかく耐え難い猛暑ですが、どのような状況であっても、私達を生かしてくださっている身近な自然に目を向けば、沢山の喜びを見出すことが出来ますね。

草木、虫、獣、どれも人間には出来ない役目を担い、共に生きています。蚊やノミはそんなに活躍して頂かなくてもいいのですが。

猫ちゃんの目線。猫ちゃんが見ている夏の景色もいいですね。猫草食べ放題ニャ~(笑)

シェディング対策 (更新、2023.08.08加筆修正)

このところ職場や人混みなどで独特の異臭とシェディングの影響がさらに強まっているようです。シェディング対策の基本は暴露の回避と解毒です。

1.暴露の軽減に有効なのは空間の換気、活性炭フィルター空気清浄機の利用、活性炭マスクで、デスクワークで殆ど移動出来ない方は、追加でパーソナル空気清浄機(カルテック社MY AIR)の利用、さらに卓上に吸湿木炭(または竹炭)を置くとよいでしょう。同じ人と接しても広い空間と狭い空間では受ける影響が大きく異なります(暴露物質の濃度の違いによる)ので、可能な限り空間の換気と清浄化に努めます。通常の活性炭マスクで不十分な場合はキーメイトマスクが役立ちます。

2.解毒は控えめの食事(理想は朝食抜きの半日断食)と竹炭の摂取を基本に、N-アセチルシステイン(NAC)1500㎎/日+亜鉛10~50㎎/日を。NACの効果を期待するには1500㎎/日以上必要で、全量を1日1回服用(朝と晩に分けない)、亜鉛は夜の方が吸収が良いです。ビタミンC(アスコルビン酸)の併用もお勧めですが、ビタミンCは摂取量1000㎎/日を超えると消化管からの吸収率が下がり、下痢などを起こすことがありますので、人によって量の調整が必要です(竹炭も量が多いと下痢しますので各自で適量に調整)。

3.以上の対策でもだるさ、吐き気、動悸、胸部痛などでお困りの場合は、タウリン2000~3000㎎配合の栄養ドリンクが有効なことが多いです。但し栄養ドリンクは無水カフェイン50㎎が配合されており常飲はお勧め出来ません。非常時の屯用とされて下さい。

4.化学物質過敏症の処方であるタウリン散98% 2000~3000mg/日+アスコルビン酸原末(またはシナール配合顆粒)400~600㎎/日はシェディングの症状にも有効で、タウリン配合ドリンクの替わりに、タウリン散またはタウリン散+シナール配合顆粒を服用されている方もおられます(自費診療扱いですが、当院で処方可能です)。

また5G波を避けるために、スマホの設定は4Gに。SNSやYouTubeの見過ぎには気を付けましょう。

仕事などで無理をし過ぎないことです。

健康を第一に休めるときは休み、眠いときは眠りましょう。

心配し過ぎないこと、くよくよしないこと、与えられているのはあたり前でないこと。日々楽しく笑って過ごすこと。

人の上下や競い合いを手放すと楽になれます。「自分は自分でええとこあるしな~」と思えれば楽になれるかも(笑)

そのへんに生えている雑草、どれが上とか下とかなく、ただ違っているだけ。みなみな初めから特別であり、みなみな素晴らしい。