開花

キンモクセイの香りが漂い始めました。今年も摩耶山に松茸を探しに行ってみようと思います。一度も取れたことないですけど(笑)

調和美

息を飲むような自然界の調和美が目の前に広がっていました。地球上でひとり不調和を続ける私達人間も、はやく仲間入りしたいものです。

 

秋分

ここ数年、長い残暑から秋の実感がないまま木枯らしが吹き冬になっていましたが、今年は五感で秋を感じられそうですね。

今を楽しむ

庭で暮らす夜行性のチョロは、朝ご飯を食べ、しばらくするといつもの場所で睡魔に襲われます。台からちょっとはみ出ていて、もう少し左に寄れば良いのになあと思いますが、これでいいのでしょう。眠りたいときに眠りたい場所で眠り、今を楽しんでいます。

 

急病時の食事

風邪や胃腸炎などで食欲がないときには、無理に食べないようにしましょう。「食欲がない」ということは、「今は食べ物を入れないで」というからだからのメッセージですので、食べない方が早く治ります。犬、猫、野生動物は病気になると、自然に治るまで何も食べずにひたすらじっとしています。「消化吸収」というのは多大なエネルギーを要する作業で、急病の時に食べてしまうと、「免疫の働き」に注がれるべきエネルギーがその分だけ「消化吸収」に回されてしまうからです。ですからからだに病気治しに専念してもらうには、水分補給のみにして食べ物は摂らずに過ごす方が良いわけです。外傷の場合も同じ理由で、怪我や傷の化膿などは食事を出来るだけ軽くしておいた方が順調に治ります。「無理をしてでも食べて体力をつける」という思い込みを一旦外して、からだの声に素直に耳を傾けてみませんか。

季節外れの冷え

立夏を過ぎ、日中の気温は平年並みかそれ以上であるのに、朝晩に限っては涼しく時に肌寒いくらいの日が続いていますね。冷えというと専ら冬の寒い時期の症状と思われがちですが、寒気を体内に入れないよう皮膚が締まっている冬の時期よりもむしろ、体内の熱を放散するよう皮膚が開いてくる春以降に、季節外れの寒さに見舞われて寒気が体内に侵入し、冷えによる症状を訴える方がおられます。一見冷えとは縁のなさそうな体格の良い30~40代の男性にも見られます。症状としては背部~腰部の痛み、下肢背側のつっぱるような痛みで、経絡で見ると痛みは太陽膀胱経に沿って現われており、膝裏の委中というツボやアキレス腱近くの大鍾というツボを押すと痛みのあることが多いようです。腰に負担のかかる動作や姿勢が発症のきっかけになることもありますが、その場合でも背景にからだの冷えが潜んでいます。この冷えが原因の腰や下肢の痛みには、消炎作用のある(すなわち体を冷やす)湿布や鎮痛剤は無効かむしろ逆効果で、熱めのお風呂に入ったりカイロ等で温める方が楽になります。漢方治療では体を温める作用のあるお薬を使います。