傷用絆創膏の選び方2(やけど)

やけどの場合も、低温やけどで気付かないうちに皮膚全層や皮下組織までやけどしてしまったものは、見た目が一見汚くなくとも、密閉タイプの保湿絆創膏を貼り続けることで拗らせてしまう場合があります。

熱に焼かれて死んでしまった皮膚・皮下組織には血液が流れていませんので、酸素、栄養、白血球が行き渡らず、細菌が繁殖しやすい条件が整っており、その箇所を密閉してしまうと、細菌感染を引き起こしやすくなります。ですから低温やけどで大きさや見た目の割になかなか治らないもの、普通のやけどで水ぶくれが出来ていつまでも液が出続けて減らないもの、痛みが酷くなってくるものにも、密閉タイプの絆創膏は避けた方が良いでしょう。

傷ややけどが化膿した場合、低栄養状態で十分な栄養補給が必要な方を除いて、しっかり食べるよりも、朝食抜きにするなどして食事を出来るだけ軽く済ましておいた方が早く治ります。