冷えに乾姜(かんきょう)

生姜を蒸して乾燥させたものは乾姜(かんきょう)と言われ、生の生姜よりもからだを温める作用が強く、冷え症に高い効果があります。作り方ですが、

生姜を薄くスライスし、蒸し器で30~60分間蒸します。蒸す時間は長い方がよいみたいです。

蒸した生姜スライスを日当たりの良い窓際に置き乾燥させます。

生姜スライスの厚みと天気にもよりますが、3~5日でからからに乾燥します。これで乾姜の出来上がりです。完全に乾くと大幅にかさが減り、「えー、たったこんだけなん?」という感じになります。このひとかけらをスープや紅茶などに入れてエキスを飲みます。

この乾姜をさらにパウダーにすると使い勝手がよく、また元の生姜をまるごと食べることになるので、うちではコーヒーミルでパウダーにしています。微粒子のパウダーにするには、生姜を出来るだけ薄くスライスするのと、水分が完全に飛ぶまでからからに乾燥させるのがコツです。乾姜パウダーは鼻粘膜を刺激しますので、皿から保存袋に移し替える際には、くしゃみで台無しにしてしまわないよう慎重に取り扱いましょう。

市販の生姜湯(出来れば黒糖のもの)にこの乾姜パウダーと天日塩(好みによりさらにシナモン末)をそれぞれひとつまみ入れるとからだを温める効果が格段に高まります。さらに吉野葛を少量加えると最強の飲み物となります(^_^)

(*)シナモンは稀に皮膚アレルギーを起こす人がいますので、味や香りが苦手な方は避けた方がよいでしょう。