私達は「地球は人間の所有物であり、幸福とは経済的豊かさである」という思い込みの中に生きています。思い込みというのは、自分で生み出したものではなく、そう信じ込まされたもの(=洗脳)です。誰もが信じて疑うことすらしなくなってしまうほど長い長い洗脳の歴史があり、今日に至っています。 資源という言葉を誰もが当たり前のように使っていますが、地球は人間の所有物であるという意識の顕れです。
誰一人として自分の力で生きている人はいません。酸素も食べ物も飲み物も着る物も住む家もすべて、地球・自然・生態系から頂いているものです。それらなしで生きて行けないのは分かりきったことですが、それでも私達は経済優先を手放せないでいます。それは経済的豊かさこそが幸福であると洗脳されてしまっているからです。
間違った思い込みにより地球上の何もかもが穢され、もう取り返しのつかないところまで来ています。命の要である大切な土・水・気が汚され続けています。山も海も川も生き物が次々と姿を消しています。私達人間も便利さや快適さと引き替えに、気がつけば健康を維持するのが困難なほど異常な衣食住環境下で暮らしています。それでも異常とは思わないようにさせられてしまっています。
地球を蝕む経済至上主義の洗脳から目を醒まし、私達を生かしてくださっている地球・自然・生態系を「破壊しない」「汚染しない」「略奪しない」生き方を、ひとりひとりが実践して行く時が来ています。
草木は時期が来たら自然に咲くのではなく、咲きたいという想いがあって、花を付けているのでしょう。