2021年10月23日投稿の「ワクチン接種後のストレス性疼痛」の続きです。
コロナワクチン接種により薬物の解毒を担う肝臓に大きなストレスが掛かり、その結果、膝の内側の曲泉というツボ(足の厥陰肝経上のツボ)や臀部から下肢外側にかけて(足の少陽胆経に沿った)頑固なストレス性疼痛が現れ、この痛みには桂枝加芍薬湯+抑肝散が有効と書きましたが、その後の経過観察により、漢方薬による効果はあくまで疼痛の軽減かつ一時的なもので、より根本的な治療には強力な抗酸化物質の大量投与が必要であることが分かりました。
具体的にはグルタチオン注射液1000mgの点滴(成人、体重50kg以上)で、この点滴を数日~一週間間隔で計2~6回行うことにより、下肢のストレス性疼痛は完全に消失し、第7胸椎棘突起直下の「至陽」のツボの圧痛も消失します。点滴の回数は「至陽の圧痛がなくなるまで」を目安にしています。
但しこの抗酸化物質の投与により解毒出来るのはワクチン成分の一部であり、症状の改善をもってワクチンが完全に解毒出来たことにはなりません。投与されたmRNAが分解される前に、誰もが遺伝子の中に持っているLINE1というDNA配列の働き(逆転写活性:RNAからDNAに逆転写される)によりDNAに組み込まれてしまうと、それ自体を取り出すことは不可能と思われます。
またイベルメクチンは新型コロナのみならずワクチン副反応にも有効との記事を時折見掛けますが、湿疹や眩暈など一部の副反応に有効な例はあるものの、ストレス性疼痛には自験例では効果を見出せませんでした。梅の蕾がほころび始めました。