オビカレハ。これが今年桜の木に大発生した毛虫の成虫の姿です。さなぎ(繭)から2週間で羽化しました(羽化したての成虫を掌に乗せてみました)。最大で5cmくらいある幼虫の大きさからすると、成虫は意外に小さいです。全体が枯れ葉色で羽に帯のような模様があるのでオビカレハという名前が付けられたのでしょうか。
正面から見たところ。虫全般が苦手な方は申し訳ありませんm(_ _)m
この蛾は卵から孵化した幼虫が桜の葉を食べて育ち、さなぎを経て成虫になったものです。草木は土から生まれるので、この蛾もまた元を辿れば土から生まれた生き物であり、地球が姿形を変えた存在とも言えます。
何故このようなあまり歓迎されない生き物が存在しているのか私には分かりませんが、やはり生態系にとって必要であるがゆえなのでしょう。