水の神

天地(あめつち)をめぐり、あらゆる命を育む水

神とは、命を司る仕組み

生きものみなみな、神の中に生き、生かされている

深山の奥

優婆塞(うばそく)も聖(ひじり)も未だ分けいらぬ 深山の奥に我は来にけり(1885年 松浦武四郎)

山は生き物の命を育む仕組み

この深山の奥は草木、虫、獣たちの住処であり、人がみだりに立ち入る場所ではないと思いますが、山の神にお断りをしてしばしそこに身を置き、穢れなき清き自然の氣に浸ると、身も心も生まれ変わったように蘇る特別の場所です。

うれしたのし生きる(ポンタ)

縁あってうちの庭で生まれ、住み着いた猫達です。部屋飼いと違って冬の寒さは厳しく、外ならではの危険もあり、ときに縄張りに侵入してくる猫やアライグマを追い払うのにも必死ですが、どこへでも自由に行き来でき、肉球で土を踏んで良き地の氣を取り入れ、庭に生えている猫草は食べ放題、飛んできた鳥に狩猟本能を刺激されるなど、外の暮らしならではの楽しみもあるようで、日々うれしたのし生きています。

屋根に登り、電柱の鳩を狙っているポンタ。無理無理(笑)

萌え出づる季節2

山椒の花と新芽です。新芽を少し頂戴して、掌でパンと叩いてからお吸い物にいれると、最高の香り!ですが枝に鋭いトゲがあり、香りに魅せられ調子に乗って葉を何枚も取っていると、よくトゲにチクッとやられ、山椒の木に「私のからだ、好き勝手にちぎるな!」と怒られます。一応お伺いを立ててから頂いているのですが、ここでもやはり「過ぎると苦しむ仕組み」です。

ぶどうの新芽はピンク色の葉が折り畳まれて出てきます。カエデやいちじくと同じように、最初からぶどうの葉の形をしています。

可愛らしいカタバミの花。

私は地からエネルギーが湧き出てくる新緑の季節が一年の中で一番好きです。この時期は気候の不安定さもあって、心身の不調を訴える方が少なくないですが、地から一気に湧き出づるエネルギーに対して、体がバランスを取り切れない面もあるのかなと思っています。

萌え出づる季節

昨年食材として買った自然栽培のかぼちゃの種を取っておき、先月庭の一角を耕し種を蒔いたところ、次々と芽を出し始めました(下のカタバミも芽を出しています)。庭の枯れ葉枯れ草を土に混ぜただけの無農薬無肥料栽培で、今年は果してどんなかぼちゃが出来るでしょうか。

いちじくも葉を出し始めました。最初から小さいながらもちゃんといちじくの葉の形をしています。葉脈の形と根の張り方は似ているそうですね。

時々土に触れましょう。家庭菜園用の土ではなく、山などで自然の土に触れ、本当の自然の良き氣を取り入れましょう。

連翹(レンギョウ)

庭のレンギョウです。桜の開花時期に可愛らしい黄色い花をつけます。実に消炎、利尿、排膿、解毒作用があり、漢方薬として使われています。エキス製剤では荊芥連翹湯(副鼻腔炎)、清上防風湯(にきび)、防風通聖散(肥満、便秘)、柴胡清肝湯などに入っています。