いきものいろいろ4

山登りの帰り道で法面の上にカモシカを見掛けました。このあたりの山域はカモシカの生息域で、よく見掛けます。この日は山中で鹿、雉、蛇などを見掛けました。

後ろ姿。可愛らしいですね~

谷筋から標高差600mほぼ直登の激登りで稜線に出ると、 馬酔木(アセビ)、タムシバ、ミツバツツジがあちこちで咲いていました。この稜線は あと1~2週間すればアケボノツツジ、シロヤシオの見事な花回廊になります。

思い込み(=洗脳)からの解放

私達は「地球は人間の所有物であり、幸福とは経済的豊かさである」という思い込みの中に生きています。思い込みというのは、自分で生み出したものではなく、そう信じ込まされたもの(=洗脳)です。誰もが信じて疑うことすらしなくなってしまうほど長い長い洗脳の歴史があり、今日に至っています。 資源という言葉を誰もが当たり前のように使っていますが、地球は人間の所有物であるという意識の顕れです。

誰一人として自分の力で生きている人はいません。酸素も食べ物も飲み物も着る物も住む家もすべて、地球・自然・生態系から頂いているものです。それらなしで生きて行けないのは分かりきったことですが、それでも私達は経済優先を手放せないでいます。それは経済的豊かさこそが幸福であると洗脳されてしまっているからです。

間違った思い込みにより地球上の何もかもが穢され、もう取り返しのつかないところまで来ています。命の要である大切な土・水・気が汚され続けています。山も海も川も生き物が次々と姿を消しています。私達人間も便利さや快適さと引き替えに、気がつけば健康を維持するのが困難なほど異常な衣食住環境下で暮らしています。それでも異常とは思わないようにさせられてしまっています。

地球を蝕む経済至上主義の洗脳から目を醒まし、私達を生かしてくださっている地球・自然・生態系を「破壊しない」「汚染しない」「略奪しない」生き方を、ひとりひとりが実践して行く時が来ています。

草木は時期が来たら自然に咲くのではなく、咲きたいという想いがあって、花を付けているのでしょう。

桜開花状況

満開まであともう一息。日中の気温が一気に上がりましたので、この週末には満開になるでしょう。

はなぐもり2

桜の開花、進んでいます。今朝は五分咲きの状態です。

次々と開花しています。下は実が漢方薬として使われるレンギョウ。

ポンちゃん、この2日間元気なく、お決まりの縄張り偵察もせずにずっと庭にいてご飯も殆ど口にしませんでしたが、どうやら回復したみたいです。マイハウスで寝ているところを覗き込むと、気配を感じてこっちをチラ見しています(笑)

はなぐもり

今年はいつまでも気温が低いせいでしょうか、もうすぐ4月というのに、桜はまだ三分咲きです。

モクレンはもうすぐ満開です。今年は例年より沢山花を咲かせています。

それにしても桜といいモクレンといい、花の形というのは奇跡ですね!

桜開花2019

桜が開花しました。昨年より4日遅い開花です。

庭のドクダミも次々と芽を出しはじめました。ドクダミの繁殖力には全くお手上げです。

今年は晴れの日が少ないですね。太陽は文字通り最大の陽(プラス)のエネルギーを地球上に注いでくれています。太陽の光を浴びることは陽の氣(=心身の元気の元)を浴びることです。曇天や雨天の日が多いと元気の元を十分に得ることが出来ず、体が痛んだり気分も沈みがちです。また折角の晴天でも部屋に閉じこもってばかりいては元気の元は得られません。心身共に健康で生きていくために、意識してもっと太陽の光を浴びるようにしたいものですね。

春の陽差し

2月下旬ともなると陽差しもすっかり春めいてきました。ジャノヒゲの実。この草の根の膨大部を乾燥させたものが生薬の麦門冬(バクモンドウ)です。粘膜や皮膚を潤す作用があり、のどが渇き空咳が続くような状態に効果があります。風邪などの後にのどがイガイガして空咳の発作が続く状態には、 半夏厚朴湯とこの生薬を含む麦門冬湯の併用が有効です(「夏と冬」と覚えています)。

チョロちゃん、時々信じられないくらいの猛スピードで庭を走り回っています(なぜなのか分かりませんが・・・)。走り回って気が済んだ後は、 よくお気に入りの場所のひとつであるジャノヒゲの傍に身を潜めています。獣には獣にしか分からない喜びがあるのでしょう。

陽の光、空気、霞、草木、獣・・・それぞれに役割があり、そのお陰で私達は生きて行くことが出来ます。誰一人として自分の力で生きている人間はいません。ですから、地球の自然や生き物を単なる資源(所有物)とみなし、人間だけの幸せを求める人間中心主義は間違っています。日々私達を生かして下さっている自然、森羅万象の恩恵に感謝の念を手向ける生き方が、地球の生態系の一員としての人間の本来あるべき姿ではないかと私は思います。

思い込みを手放す

人は皆、自分の思い込みの中に生きています。そしてこの思い込みというのは、自分で生み出したもののようで実はそうではなく、他から植え付けられた固定観念です。生きていて幸せを感じられないのは、「こうならなければ幸せになれないのですよ」という恐怖を植え付けられ続けてきたからであり、全部、自分の思い込みに苦しめられていると言えます。

人は皆同じでなければならないというのも、知らず知らずのうちに植え付けられた思い込みです。地球上には75億の人がおり、75億通りの考え方があります。この世にははじめから自分と違う人しか存在せず、私は私、あの人はあの人、この人はこの人であり、私は私でよい、出来ないものは出来ないでよい、ということだと思います。

食事の後、よく膝の上に乗せろと訴えてくるポンちゃん。執拗な訴えに負けたときの様子です。 ポンちゃん凄く大きいのでお尻が痛くなりますが、容赦なく居座り続け、満足げに喉をゴロゴロ鳴らしています。自分の思うように自分らしく生きる生き方の見本でしょうか(笑)

踵(かかと)の痛みと漢方

歩行中、踵(かかと)の着地時に痛みが生じるものは足底腱膜炎と言われ、立ち仕事や運動などで足底腱膜が踵の骨に付着している箇所に過度に負担がかかることにより発症するものです。起床時の歩き始めに痛みがあり、踵の内側に指で押さえると痛みを生じるポイントがあるのが特徴的です。

一般的な治療としては消炎鎮痛剤や湿布剤が用いられますが、十分な効果が得られることは少なく、足裏を保護する中敷きなどが勧められます。ステロイドの局所注射は即効性がありますが、注射の痛みを伴いますし、針が腱膜を痛める可能性があり繰り返し行えません。

この踵の痛みを訴える方は、下肢から腰にかけて太陽膀胱経という経絡に沿って指で押してみると痛みや違和感を訴えられ、漢方薬では疎経活血湯が良く効きます。多くの場合、痛みは服用開始から一週間程度で取れます。但し、疎経活血湯には地黄、当帰、川芎が含まれており、人によっては食欲不振や胃もたれを起こし服用を続けられないことがあります。その場合は若干効果は劣りますが、十全大補湯+桂枝茯苓丸が有効です(十全大補湯にも地黄、当帰、川芎が含まれますが、胃を守る人参、茯苓、蒼朮、甘草(=四君子湯)が配合されており、胃に障ることが少ないです)。