自然栽培

3月下旬に庭に蒔いたカボチャの種から立派なカボチャが3個出来ました。種を採取した元のカボチャ同様、これらも無農薬無肥料で出来ました。一番大きいものは直径19cm、重さ2.1kgでした。味付けせずにそのまま焼いて食べてみると、しっとりとして甘みのあるとても美味しいカボチャでした。天地の恵みに感謝感謝感謝です。

ところで、市場やスーパーで売られている野菜や果物ですが、買ってすぐ食べずにしばらく置いておくと、溶けてしまっていることがありますでしょう?キュウリなど跡形もなく液状化してしまいます。無農薬無肥料の自然栽培を確立した木村秋則さんの本によると、化学肥料で育てた作物は時間が経つと溶けるそうです。

山の自然の草木の実は時間と共にしおれていきます。草取りで抜いた雑草も同じです。決して市販の農作物のようにドロドロに溶けて形がなくなってしまうことはありません。無肥料の自然栽培で出来た作物も溶けずにしおれていきます。作物が溶けてしまうというのはとても不自然なことなのです。

 

身近な草木を大切に

身近にある植物を通じて、季節の移り変わりを楽しみながら生きて行けると、心豊かな生活を送ることが出来るものです。植物と共に暮らすスペースが家の中や周りになければ、普段意識することのない空き地や道端に茂る雑草に目を向けてみてはどうでしょうか。猛暑続きで水も殆どない過酷な環境の中でさえ繁茂し続ける雑草は、信じられないほどの生命力の持ち主です

あんなもの、綺麗な花が咲く訳でもなく、邪魔なだけで何の価値があるのかと思われる方も多いでしょう。街路樹の根元や街中の空き地が雑草で覆われると、すぐに空き缶やペットボトルなどのゴミ捨て場と化してしまいます。

彼らも姿は違えど私達と同じようにみなみな生きていますし、無機質な都会の空間を自然の氣で潤してくれる掛け替えのない存在です。なにより土から生まれる草木が無ければ人も獣も虫も絶滅します。植物の緑はエネルギーと酸素を作り出すだけでなく、スマホやパソコンの長時間使用で疲れた眼を唯一癒してくれる、とてもありがたい存在でもあります。また雑草の蔓延る地面は猛暑下でも地表温度が適度に保たれ、うちの猫達も本能的にそれを知ってか、真夏の日中は草むらのなかに潜んで上手に暑さを凌いでいます。

今地球上から生きものが次々と姿を消しています。スルメイカ、サケ、サンマ、カツオ、ウナギ稚魚・・・どれも記録的不漁が続いています。サンマの缶詰は昨年から値段が倍になり、健康食品として人気のサバ缶も近々20%値上げになるようです。播磨地方の春の風物詩イカナゴのくぎ煮も、昨年に続き今年も記録的な不漁に見舞われています。異常気象、海洋汚染、乱獲などの人為的な影響により、海の生き物が姿を消しています。地上の植物もまた姿を消しつつあります。身の回りに草木があるうちに、草木に目を向け、大切にいたしましょうm(__)m

耐え難い猛暑のなか、増え続ける雑草。

今年は珍しい年で、庭にいちごの実がなったり、百合の花が咲いたりしています。すべては変化の中にあり、決して同じ春夏秋冬(はるなつあきふゆ)はありませんね。

 

生きものいろいろ2

自然薯 むかごでどんどん増えます。冬の時期に蔓を辿り地中深く掘り進めると、細長く曲がりくねった自然薯が取れますが、途中で折れやすいので、なかなかまるごとうまく取れません。栄養満点で味もねばりも素晴らしいものがあります。

エノコログサ この時期あちこちに生え、穂が出ています。誰もが目にしたことのある雑草の代表のような草ですが、イネ科の野草で、この穂の種子は稗のように食べられるそうです。

イネ科の草だけあって用途もいろいろ。冬に抜いて干し草にしたものは、かぼちゃの座布団になったり、猫達の冬用マイハウスの敷きものになったり、いろいろ使えます。

3月下旬に蒔いたかぼちゃの種から、無農薬無肥料の自然栽培(ほったらかし栽培かも(^_^;))で立派なかぼちゃが出来ました。収穫まであともう少しです。

干しエノコログサの敷物で満足そうなマイハウスのチョロちゃん

野生のイチゴも次々と出来ています。最大で大きさ1.5cmなのがちょっと残念ですが(苦笑)

人は草木、虫、獣達と共に仲良く暮らす事が出来ます。刷り込まれた常識でこれは人に良いものこれは悪いものと区別せずに、みなみな貴び大切にすれば、その想いに必ず応えてくれます。生きものみなみな大切に、お願いいたしますm(__)m

生きものいろいろ

5月下旬からヤゴの羽化が始まっています。ヤゴの体長(上の抜け殻)の3倍近くのトンボになりました。これだけのからだが小さなヤゴのなかに折り畳まれて入っているとは驚きです。羽化したてで、まだ体が透き通っています。羽化しても飛べずに死んでしまうトンボも少なくないようですが、このトンボは無事飛び立って行きました~

フタボシテントウムシ 画像では分かりにくいですが食事中(羽のある虫を捕食)のようです。

ヤマトシジミ 同じく食事中です。

カボチャの雌花

ポンちゃん

いちご???

庭にいろんな雑草が生えていますが、今年は見慣れない草が小さな花をつけています。

全体像はこんな感じで、小さな赤い実が。

これ、ミニサイズですが、いちごのようなんですけど・・・

ひとつ食べてみたら、本当にいちごでした\(◎o◎)/!

いったいどこから来たのでしょう???

水の神

天地(あめつち)をめぐり、あらゆる命を育む水

神とは、命を司る仕組み

生きものみなみな、神の中に生き、生かされている

深山の奥

優婆塞(うばそく)も聖(ひじり)も未だ分けいらぬ 深山の奥に我は来にけり(1885年 松浦武四郎)

山は生き物の命を育む仕組み

この深山の奥は草木、虫、獣たちの住処であり、人がみだりに立ち入る場所ではないと思いますが、山の神にお断りをしてしばしそこに身を置き、穢れなき清き自然の氣に浸ると、身も心も生まれ変わったように蘇る特別の場所です。

萌え出づる季節2

山椒の花と新芽です。新芽を少し頂戴して、掌でパンと叩いてからお吸い物にいれると、最高の香り!ですが枝に鋭いトゲがあり、香りに魅せられ調子に乗って葉を何枚も取っていると、よくトゲにチクッとやられ、山椒の木に「私のからだ、好き勝手にちぎるな!」と怒られます。一応お伺いを立ててから頂いているのですが、ここでもやはり「過ぎると苦しむ仕組み」です。

ぶどうの新芽はピンク色の葉が折り畳まれて出てきます。カエデやいちじくと同じように、最初からぶどうの葉の形をしています。

可愛らしいカタバミの花。

私は地からエネルギーが湧き出てくる新緑の季節が一年の中で一番好きです。この時期は気候の不安定さもあって、心身の不調を訴える方が少なくないですが、地から一気に湧き出づるエネルギーに対して、体がバランスを取り切れない面もあるのかなと思っています。

萌え出づる季節

昨年食材として買った自然栽培のかぼちゃの種を取っておき、先月庭の一角を耕し種を蒔いたところ、次々と芽を出し始めました(下のカタバミも芽を出しています)。庭の枯れ葉枯れ草を土に混ぜただけの無農薬無肥料栽培で、今年は果してどんなかぼちゃが出来るでしょうか。

いちじくも葉を出し始めました。最初から小さいながらもちゃんといちじくの葉の形をしています。葉脈の形と根の張り方は似ているそうですね。

時々土に触れましょう。家庭菜園用の土ではなく、山などで自然の土に触れ、本当の自然の良き氣を取り入れましょう。

連翹(レンギョウ)

庭のレンギョウです。桜の開花時期に可愛らしい黄色い花をつけます。実に消炎、利尿、排膿、解毒作用があり、漢方薬として使われています。エキス製剤では荊芥連翹湯(副鼻腔炎)、清上防風湯(にきび)、防風通聖散(肥満、便秘)、柴胡清肝湯などに入っています。