消えるイチジク

庭のイチジクがぽつぽつと色づき始めました。完熟が一番美味しいので、色づいた実を触ってみて、あともう一息だと採らずに一晩おきます。

ところが今年は翌朝見ると、あれっ、ない???ということが3度。キツネにつままれたようです。

鳥(カラス?)が食べ頃の実を選んで啄むことはこれまでも何度かありましたが、実がまるごとなくなっているのは初めてです。

まさか収穫したことを忘れてしまっている???さすがにまだ認知症はないだろうと思いながらも、最近はちょっと自信がありません(笑)「いや、手前の実は採ったけど、あそこの実は採らずにおいたはずやけど、やっぱり採ったんかなあ・・・?」

夜中に何者かが侵入し、熟したイチジクを食べているのか・・・そういえばここ数日、ポンちゃんがやたら庭のあちこちを嗅ぎまわっています。

そこで犯人捜しのために暗視カメラをイチジクの木の前に設置してみました。数年前、自宅の天井裏にイタチが侵入して住み着き酷い目に遭いましたが、その時犯人と侵入ルートを確かめるために購入したものです。

まず最初にカメラに写ったのはニャルソック警備のポンちゃん(笑)普段夜中はどこかに出掛けて庭にはいないのですが、余程縄張りが気になるのでしょう(画像は動画の切り抜きをカラー化したものです)。

そして深夜2時過ぎ、犯人が正体を現しました。

 

ハクビシンです(下の画像は熟した実の匂いのする方を見上げているところ。頭から鼻先にかけて名前の由来の白い筋が見られます)。動画では右の銀色の支柱をよじ登り、その先の熟しかけた実を食べようとしています。ところが朝確認するとその実は噛み跡がついたままそっくり残っていました。

採取した実。U字型の歯形がついています。鋭い2本の犬歯の穴も見られます。触ってみるとまだ少し硬さがあり、完熟の一歩手前でした。まだ硬いと思って食べるのを止めたのか、途中でニャルソック警備員に見つかり驚いて食べずに逃げたかのどちらかでしょう。

キツネならぬハクビシンにつままれていた訳ですが、自分がまだ認知症でないことが分かりほっとしました(笑)

好物の食べ物を見つけたハクビシンには可哀想ですが、庭はポンちゃんの縄張りなので、忌避剤などで対策を講じることにしました。