いきものいろいろ5

庭のイチゴの実が熟しはじめました。親指の爪大のミニサイズとはいえ、ちゃんとイチゴの味がします。

タンポポの種子。髪の毛一本さえ作れない人間の科学では到底不可能な、自然の造形美ですね!

カタバミも小さな花をつけ出しました。

朝陽に浮かぶカエデの新緑

今年も雑草が元気な庭でひとりくつろぐチョロちゃん。開放的な空間で喜びに浸っているようです。

早くも蚊が現われ、首筋が狙われています。見えますか?

チョロは特に気にしていないみたいですが・・・(^_^)

オビカレハ(蛾)の繭。今年は15年振りに桜の樹にオビカレハの幼虫(毛虫)が大発生し、おびただしい数の毛虫に新緑が食い尽くされ、桜の樹はほぼ丸坊主になってしまいました。ゴールデンウイークの終わり頃より幼虫が繭になりだし、写真のようにブロック塀の溝や木の枝葉などに長径2~3cmの黄色い繭を作っています(オビカレハの画像は検索されない方がよいでしょう)。

去年はクチナシの木にオオスカシバ(蛾)、ブドウの木にブドウスカシクロバ(蛾)の幼虫が大発生し、いずれも葉が食べ尽くされ丸坊主になりました。しかし木の生命力というのはたいしたもので、葉が食べ尽くされたくらいで枯れることはなく、すぐに新しい枝や新芽が出て、何事もなかったかのようにまた葉を茂らせていました。今年の桜も一旦丸坊主になった枝から新たな新芽が次々と出て、すでに50%くらい回復しています。

毛虫の食害に遭った木々のこうした様子を目にすると、多少毛虫が湧いたくらいでは何の問題もないことが分かります。これまでの経験では、毛虫が大発生しても数年で自然に収束し、いつの間にか見掛けなくなりますので、もしかすると定期的に大発生して風通しや下土への日当たりを良くする役目を彼らは担っているのかもしれません。

とは言え、おびただしい数の毛虫の群れというのは生理的に受け入れ難いものがあり、あの不気味さだけは本当に何とかならないものかといつも思います。


初夏2019

神戸市内の山ですが、山麓から山中、山腹にかけて、涼しげな花が咲いていました。

庭のスズランも開花。

去年から庭に自然繁殖しているイチゴ。なにもせずほったらかしですが、庭のあちこちに株が増え、ミニサイズのイチゴが幾つもなります。ミツバチ、アシナガバチ、シジミチョウなどが庭に飛んでくるので、自然受粉になっているのでしょう。

いきものいろいろ4

山登りの帰り道で法面の上にカモシカを見掛けました。このあたりの山域はカモシカの生息域で、よく見掛けます。この日は山中で鹿、雉、蛇などを見掛けました。

後ろ姿。可愛らしいですね~

谷筋から標高差600mほぼ直登の激登りで稜線に出ると、 馬酔木(アセビ)、タムシバ、ミツバツツジがあちこちで咲いていました。この稜線は あと1~2週間すればアケボノツツジ、シロヤシオの見事な花回廊になります。

思い込み(=洗脳)からの解放

私達は「地球は人間の所有物であり、幸福とは経済的豊かさである」という思い込みの中に生きています。思い込みというのは、自分で生み出したものではなく、そう信じ込まされたもの(=洗脳)です。誰もが信じて疑うことすらしなくなってしまうほど長い長い洗脳の歴史があり、今日に至っています。 資源という言葉を誰もが当たり前のように使っていますが、地球は人間の所有物であるという意識の顕れです。

誰一人として自分の力で生きている人はいません。酸素も食べ物も飲み物も着る物も住む家もすべて、地球・自然・生態系から頂いているものです。それらなしで生きて行けないのは分かりきったことですが、それでも私達は経済優先を手放せないでいます。それは経済的豊かさこそが幸福であると洗脳されてしまっているからです。

間違った思い込みにより地球上の何もかもが穢され、もう取り返しのつかないところまで来ています。命の要である大切な土・水・気が汚され続けています。山も海も川も生き物が次々と姿を消しています。私達人間も便利さや快適さと引き替えに、気がつけば健康を維持するのが困難なほど異常な衣食住環境下で暮らしています。それでも異常とは思わないようにさせられてしまっています。

地球を蝕む経済至上主義の洗脳から目を醒まし、私達を生かしてくださっている地球・自然・生態系を「破壊しない」「汚染しない」「略奪しない」生き方を、ひとりひとりが実践して行く時が来ています。

草木は時期が来たら自然に咲くのではなく、咲きたいという想いがあって、花を付けているのでしょう。

桜開花状況

満開まであともう一息。日中の気温が一気に上がりましたので、この週末には満開になるでしょう。

はなぐもり2

桜の開花、進んでいます。今朝は五分咲きの状態です。

次々と開花しています。下は実が漢方薬として使われるレンギョウ。

ポンちゃん、この2日間元気なく、お決まりの縄張り偵察もせずにずっと庭にいてご飯も殆ど口にしませんでしたが、どうやら回復したみたいです。マイハウスで寝ているところを覗き込むと、気配を感じてこっちをチラ見しています(笑)

はなぐもり

今年はいつまでも気温が低いせいでしょうか、もうすぐ4月というのに、桜はまだ三分咲きです。

モクレンはもうすぐ満開です。今年は例年より沢山花を咲かせています。

それにしても桜といいモクレンといい、花の形というのは奇跡ですね!

桜開花2019

桜が開花しました。昨年より4日遅い開花です。

庭のドクダミも次々と芽を出しはじめました。ドクダミの繁殖力には全くお手上げです。

今年は晴れの日が少ないですね。太陽は文字通り最大の陽(プラス)のエネルギーを地球上に注いでくれています。太陽の光を浴びることは陽の氣(=心身の元気の元)を浴びることです。曇天や雨天の日が多いと元気の元を十分に得ることが出来ず、体が痛んだり気分も沈みがちです。また折角の晴天でも部屋に閉じこもってばかりいては元気の元は得られません。心身共に健康で生きていくために、意識してもっと太陽の光を浴びるようにしたいものですね。

春の陽差し

2月下旬ともなると陽差しもすっかり春めいてきました。ジャノヒゲの実。この草の根の膨大部を乾燥させたものが生薬の麦門冬(バクモンドウ)です。粘膜や皮膚を潤す作用があり、のどが渇き空咳が続くような状態に効果があります。風邪などの後にのどがイガイガして空咳の発作が続く状態には、 半夏厚朴湯とこの生薬を含む麦門冬湯の併用が有効です(「夏と冬」と覚えています)。

チョロちゃん、時々信じられないくらいの猛スピードで庭を走り回っています(なぜなのか分かりませんが・・・)。走り回って気が済んだ後は、 よくお気に入りの場所のひとつであるジャノヒゲの傍に身を潜めています。獣には獣にしか分からない喜びがあるのでしょう。

陽の光、空気、霞、草木、獣・・・それぞれに役割があり、そのお陰で私達は生きて行くことが出来ます。誰一人として自分の力で生きている人間はいません。ですから、地球の自然や生き物を単なる資源(所有物)とみなし、人間だけの幸せを求める人間中心主義は間違っています。日々私達を生かして下さっている自然、森羅万象の恩恵に感謝の念を手向ける生き方が、地球の生態系の一員としての人間の本来あるべき姿ではないかと私は思います。